2009年12月アーカイブ

ライブを見る

先日、仕事でお世話になっている人に誘われて、ライブを見に行った。といっても、その誘ってきた方がボーカルを務めるアマチュアバンドのライブだ。みな40代半ばで、高校の同級生とのこと。1時間強の時間だが、30人くらいの客はみな同年代だ。半分はオリジナルだそうで、オリジナル以外も知っている曲は少なかったが、とても楽しめた。

勿論、アマチュアということもあり、プロのライブを見に行くような覚悟も姿勢もなかったのだけど、演奏のクオリティも場の雰囲気も、思った以上に高質なもので、十分楽しめるものであった。加えて、バンドのメンバーのオン(仕事)とオフ(ライブ)とのギャップが面白く、それぞれ小学生以上の子供たちが最前列を陣取っていて、ときどきMCで「怖くないからねー、いつものおじちゃんだよー」などといいながら、ロック調でシャウトしていたりするのがいい意味でアットホームな心地よいものだった。

ITやネットなど、テクノロジーの進化は、仕事はもとよりプライベートな生活も大きく変化させたけど、アナログなコミュニケーションの価値は減ずることなく、むしろ相対的に高まっているというのは本当だと思う。僕自身も、昨年からはまっているカードゲームは社会人になってから初めての「趣味」と言えるものだけど、ますます関心度合いを強めている原因の一つは、ショップバトルというリアルに見知らぬ人と対戦する「場」があることが大きいと思う。

ヘッドハンティングというのは、もちろんクライアント(企業)のために、彼らが求めるスペックの人を探すために毎日候補者と出会い、コミュニケーションをとるわけだが、その一人一人の背後には膨大な物語があって、かならずしもスペックとは関係なさそうな、そういった物語にこそ、その人の本質が表れるというのはよくあることだ。

日々、お会いする一人ひとりの方々(これはクライアントでも候補者でも同じ)がもっている「物語」に触れて、それが自分自身の人生を照らすようなものでありたい、といつも思うし、また、自分の物語もまた、誰かの関心に触れて光り輝くことがもっとあってほしいと思う。


Author:渡辺健堂
1971年生 北海道出身 北海道大学法学部卒
卒業後、㈱日本長期信用銀行入行。コーポレートファイナンス業務、マーケット部門でミドルオフィス業務に従事。その後、ベンチャー企業を経て2000年にヘッドハンティング会社の設立に参画。2002年に同社代表取締役社長に就任。投資ファンドにおける投資先経営陣確保の重要性に着目、幅広い業界の経営者候補との強いパイプラインを築く。
2006年㈱エグゼクティブ・ボードの立上げに参画、主に金融の他、事業開発、事業企画などを得意とし、経営者発掘と投資ビジネスの融合を模索している。

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