2009年7月アーカイブ

話しかけられやすい雰囲気

6歳の息子がはまっているカードゲームには、公認大会というのがあって、ほぼ毎週全国各地のおもちゃ屋さんで試合が行われている。このカードゲームは「バトルスピリッツ」というのだが、昨年9月にアニメのTV放映と同時にスタートした。すでに今年の5月に全国大会が開催されるなど、人気を博しているようだ。おもちゃ屋さんでのゲームは通常10名前後の参加者で行われている。当然親である自分も付き添いでそこに行くわけだが、そこで同じくらいの子供に付き添ってくる親御さんも何人かいる。みな、子供と同様にこのゲームのルールを理解していて、子供と一緒にそのカードゲームを楽しんでいるので、共通の話題があるから仲良くなりやすい。

その中で、「話しかけやすい雰囲気の人」とそうでない人、というのがはっきり分けれるなあ、という印象を持ったことがあった。ある女の子のお父さんなのだけど、とにかくいつも笑顔というか、笑顔に近い表情を浮かべている。彼は大人はもとより、子供からもどんどん話しかけられていて、いつも輪の中心にいる。次から次へと彼の周りに人がやってきては挨拶をする。自分は、ああいう表情をしていないのだろうなあ、とふと思った。実際、社内のスタッフとか、アシスタントとかと話をした時に「話しかけにくい人だな~と思いましたよ~」という意見も聞いたりして。

先日、とあるバイアウトファンドの人と話をした時に、投資先の社長がとても周りから話しかけられやすい雰囲気を持っていて、組織の一体感が大変高いという話を聞いた。その人は社外の有能な人間も「ぜひ**さんなら一緒に仕事をしたい」といって給与を大幅に下げてターンアラウンドの会社にやってきて、いきいきと働きながら実績を上げていくそうだ。みな「彼の前でなら、どんなことでも話せるんですよね」と言って、いろいろなことを井戸端な雰囲気で話をしていくらしい。

上記の二つのストーリーを聞くにつけ、「話しかけられやすい雰囲気を持つことの重要性」をつくづくと感じる。で、その雰囲気は当人にはわからない、ということも感じる。自分は「皆から好かれていて、何でも話してもらえる」などと本気で思っているヤツがいたら、そりゃおめでたいって話ですわな。まあ、大概はそんな自信満々にはならないものだ。

いずれにしても、これまた自己認知の問題であり、常に客観性を忘れるなという、いつもの結論に落ち着くわけである。


Author:渡辺健堂
1971年生 北海道出身 北海道大学法学部卒
卒業後、㈱日本長期信用銀行入行。コーポレートファイナンス業務、マーケット部門でミドルオフィス業務に従事。その後、ベンチャー企業を経て2000年にヘッドハンティング会社の設立に参画。2002年に同社代表取締役社長に就任。投資ファンドにおける投資先経営陣確保の重要性に着目、幅広い業界の経営者候補との強いパイプラインを築く。
2006年㈱エグゼクティブ・ボードの立上げに参画、主に金融の他、事業開発、事業企画などを得意とし、経営者発掘と投資ビジネスの融合を模索している。

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