成功はビジョン&ハードワークがもたらす!

先日、朝のニュースで、京都大学教授の山中伸弥氏が、中学生に講演している場面を放映していた。

山中氏は、最初は整形外科の臨床医を志すも挫折し、研究者としての道を選択する。
人間の皮膚に遺伝子を導入するだけで無限に増殖し、神経や筋肉・骨などのあらゆる細胞に変わるヒト人工多能性幹(IPS)細胞を生成する技術を米国で開発され、これからの医療分野で大きな期待が寄せられている。
その山中氏が、今の自分があるのは、師と仰ぐアメリカ人研究者からの教えである「成功の為には、V(vision)&W(hard work)が重要」だと言う。

 

最近、企業トップから、エグゼクティブクラスのサーチを依頼される際に要望されるキーワードは「具体的に何を、どのような苦労や苦難を乗り越えて成し遂げたのか」という「実現力」である。
成熟し、縮小する日本市場で、国際間競争を余儀なくされている企業が数多くある。企業が生き残り、新たな成長拡大の道を開く為に、「今まで経験したことのない環境で失敗を繰り返しながら、諦めずに成功の糸口を創り出すことのできるリーダー」が求められている。

 

一方、当社で、次の活躍の場を模索されているエグゼクティブ人材から相談を受けるキーワードは「会社やトップには評価されているが、自身の最大最高の力を発揮する為に、心底共感できる経営ビジョンを掲げる企業で燃え尽きたい」という「ビジョンや理念との共感」である。
それは理想に燃えた新入社員が考える事と思うかもしれない。
しかし、多くの経験やスキルを有するビジネスリーダーだからこそ、自身の職業生活を全うする為には、今の安定した仕事を捨て、リスクを冒して「自分の本当の可能性にチャレンジしてみたい」という健全な欲求と考える。

 

逆に言えば、現職に留まることが以前のような安定や刺激的な環境でなくなっており、自身が年齢を重ねることで、そのリスクはさらに高くなる、という漠然とした危機感の表れでもある。
大きく様変わりしてしまった日本やビジネス環境でいかに成功を掴むか?
それは、成し遂げたい自分自身のビジョンを認識すること。そして、その実現の為に、時間やエネルギーを惜しまず、投資し続けた人にのみが掴めることかもしれない。

 

卯年の今年、皆さんにとって飛躍の年となるように祈っております。 



Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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