2010年11月アーカイブ

成し遂げたいことは、何か?

毎年、年末や年度末が近付くと、仕事でお付き合いさせて頂いた方の近況を知る機会が増える。
その度に、改めて日本企業にとっても、日本のビジネスマンや経営人材にとっても、継続的に勝ち残るには厳しい時代が到来している事を痛感する。

約2年前に大手企業で数多くの実績を積み、鳴り物入りで成長企業の経営幹部として招聘されたA氏が、急きょ退任されることになった。
A氏については、後継社長として迎えられ、いわゆる帝王学を経営者から伝授され、そろそろ機が熟したと考えていただけにとても意外である。
近々、じっくりその実情を伺うつもりである。

B氏は、カリスマ経営者と特徴的なビジネスモデルで有名な企業の海外現地法人の社長を務めている。責任ある仕事を任せられ、処遇にも大きな不満はないが、漠然と「残りの人生は仕事漬けの生活だけで良いのか」との想いがあるようだ。

C氏は30半ばで総合商社を思い切って飛び出し、異業種のオーナー経営者から高く評価され、買収した関連会社の経営者を務めていた。30代で社長として責任を負い、悪戦苦闘しながらも活き活きとチャレンジされていたが、最近になって元々在籍していた会社に復帰されたとのこと。もちろん会社としては、高く評価された人材だからこそ呼び戻されたのは言うまでもないが、ご本人の心境はいかがなものか?

エグゼクティブ・サーチの仕事を通じて、時代や社会、企業や仕事、個人の意識やキャリアの変遷を垣間見てきた。

高度成長、安定成長時代には考えられないような変化が結果として会社や個人に訪れている。その中で一人一人が本来、実現したかった事、達成感を味わえる事、大事な時間を費やすべき事に立ち戻り、今の立ち位置や新しい変化を主体的に考えてみたい。
私自身も50代の半ばにさしかかり、今までの職業生活を振り返り、会社や仕事を含めた人生について今まで以上に考える機会が増えている。
お互い、それぞれの人生の成功は、他人が決めることではなく、自分自身がどう評価するかが重要と考え、悔いのない自分らしいチャレンジをしていきたい。


Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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