2010年6月アーカイブ

アメリカ小売業の視察

6月上旬から約10日間に渡り、アメリカ小売業の視察セミナーに参加して参りました。

このセミナーは、社員育成に熱心なインテリア関連の上場企業が、毎年数百名の社員・パート従業員を対象に、アメリカの代表的な小売業店舗を数多く視察し、商品・店舗運営・店創りなど米国小売業の実情を講義も交えて学ぶ機会である。

当社は、この企業の経営人材や、次世代リーダーの採用をお手伝していることがご縁で、会社や事業、社員について、さらに理解を深めて欲しいと言う経営トップ意向もあり、毎年お誘いを受けている。
それにしても、この企業の社員育成にかける熱意には、いつもながら感心させられる。
アメリカセミナーには毎年700名~800名の従業員を10日間、継続的に参加させ続けている。こんな会社はおそらく日本いや世界中にもほとんど存在しないのではないか?

経営トップは「会社の最大の財産は『人』です。アメリカの小売業は毎年変化している。そのちょっとした変化を確認して自分達の仕事に反映するには、毎年多くの社員で直接確認するのが一番」とサラリと言ってのける。
この会社が長期にわたり、増収増益を繰り返している真の理由は、ここにあるのかもしれない。

アメリカ小売業の視察で、毎回その安さに圧倒される。
特に、ウォールマートは日本では考えられない値段で日常生活に必要なものがほとんど揃ってしまう。もちろん、デザインや色づかいなどにこだわりを持つ方はあまり満足されていないかもしれないが…。
「良いものを手頃な値段で購入したい」と考える、多くの消費者の圧倒的な支持を得るのは世界共通であり、今回帯同したクライアント企業をはじめ、多くの日本の小売業がそれに学んでいることも頷ける。

5月中旬から約1ヶ月間で中国、アメリカを訪問する機会に恵まれ、あらためて日本や日本企業について考える良いきっかけとなった。
私の数少ない訪問でも、あきらかに中国やアメリカ企業は挑戦を繰り返し、変革・進化しているように思う。いや、そうした努力をしない企業は、第一線から退却せざるを得ないのが実情なのだろう!

果たして、日本は、日本企業は、日本の経営者やビジネスマンはどうか?
抽象論は意味を持たないので、今後、特に中国、アジアへの訪問を繰り返す中で具体的な事実をお伝えする努力をしていきたい。


Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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