2010年5月アーカイブ

日本企業の中国展開を支援する!

5月中旬から1週間程度、上海に出張して参りました。
ブログ掲載が1週間延びてしまい、申し訳ありません。

昨今、日本企業の多くはマーケットが縮小する日本だけに依存する限界を感じ、具体的に中国、アジアマーケットへの事業展開を具体的に検討しているのはご承知の通りである。

その中の1社である大手小売業A社の経営者から、「10年以内に中国にて1000店舗、売上1兆円の実現に向けた組織体制を短期、中期的に構築する仕組みを創って欲しい」という依頼があった。今回は中国経営陣との打ち合わせや、現地人材関連企業との情報交換が主な訪問目的となる。

当社は長年に渡って、この企業の日本人エグゼクティブやマネジメントクラスの採用を支援し続けている。今度は中国人エグゼクティブ、マネジメント、及び次世代若手リーダーの採用を支援することで、日本企業のグローバル化に貢献させて頂くことになった。

日本で日本企業を中心に、採用コンサルティングやエグゼクティブ・サーチのお手伝いをさせて頂いてきた当社にとっても、大変大きなチャレンジとなる。多くの経営者の期待や要望を請け、高品質・高付加価値のサービスを開発していきたい。
そして、近い将来、日本企業が中国やアジアに進出する際に、一番頼りにされる「日本株式会社の中国・アジア人事部」を目指したい。

滞在中、上海の一等地にA社の大型旗艦店がオープンした。初日は約2000人が開店前に並び、終日盛況であった。

いつも中国を訪れて痛感するのは、ビジネスで面会する人に限らず、街行く人の多くが元気で活き活きしている。上海は東京やNY同様に、多国籍や多民族の人がチャンスを求めて集まる国際都市なので、余計そう感じるのかもしれない。

人は環境によって成長し、育成されるものであるならば、日本の若者は一定の期間でも良いので、こういった場所に身を置き自立や自律の精神を養い、挑戦することの重要性を肌で感じてもらいたい。そして、日本に戻り、その気概を多くの人に伝えて頂きたい。
当社はこれからも事業を通じ「チャレンジを応援し、チャレンジをブームにしていきたい!」

昨今のエグゼクティブ・サーチ事情!

リーマン・ショック以降、ご他聞に漏れず人材業界も大きな影響を受け、求人案件が大幅に落ち込んだというお話を以前させて頂いたと思うが、昨年末から徐々に企業から求人依頼を請ける機会が増えてきている。

ただ、数年前は「複数名の候補者の中から、良い人を採用する。」というのが一般的だったのが、最近は「求人に合った人しか採用しない。」というトーンに変化したように思う。

従って、エグゼクティブ人材に時間や手間をかけて、お会いして何度も企業との面接を繰り返し、最終的にトップ面談でご縁がないというケースも多々ある。

負け惜しみに聞こえるかもしれないが、転職や中途採用そのものにはリスクが伴うので、個人も企業も慎重に判断すべきと考えており、定着・活躍や人材活用・企業成長を前提に意思決定することが重要と考えている。

それでは、最終的にトップが採否を決定するポイントについて、日々の仕事を通じて感じていることを述べてみたい。

① 意志力
当然、当社に寄せられる求人は、経営者や経営幹部クラスの極めて企業成長に重要なポジションである。それだけに、本人が今までの仕事や生活の中で自ら意思決定した内容や、その経緯及び結果等を確認して、判断軸やスピード感及び困難な状況での対応力を計っている。

② 情報力(コミュニケーション力)
経営人材は、同業界内の移動だけでなく、業界を超える転身も発生する。これは、ある一定以上のビジネススキルやマネジメント能力を有する人材については、偏見や先入観を持たず、斬新な視点でマーケットを見ることが出来るというメリットがある。
同業界、異業界いずれの転身も、情報力(収集、分析、共有、発信)が極めて重要となり、その力量を試されることが多い。

③ 変化対応力
過去に経営者や経営幹部として成功した方ほど、それに固執し、時代や環境の変化に柔軟に対応することが出来るかを疑問視されるケースもある。
社長による最終面接で、過去の経歴やスキルは申し分ないのだが、当社の社風や社員と合わないのでは?という理由で不採用になることもある。

④ 実行力
今、求められるマネジメントや経営人材は、プレイングマネージャー(経営者)である。
過去の業績や成功体験について、自身が具体的にどのように関与したか、また、目の前の課題やトラブルに対して自ら前面に立ち、その解決に向けてどれくらい汗をかいて仕事をしたのかが重要と判断される。

⑤ 継続力
私も約20年間、組織の一員として、またその半分以上は管理職、経営幹部を経験し、正直仕事に対する熱意や意欲を削がれた時もある。
自戒も含めて、一つのことを最後まで諦めずに成し遂げる力が、経営人材にとって一番重要と考える。特に創業経営者は今まで山あり谷ありの経験をして今がある訳で、会社の好不況に関わらず、決してごまかしたり、逃げ出したりしない、心から信頼できる同士を高く評価することは言うまでもない。

益々、企業や経営人材にとって厳しい環境下にあるが、その現実に眼を背けることなく、本質的な企業力、人材力を高めていくことを目指して頂きたい。
当社もそれを目指し、企業と人材に信頼される人材会社となるべく、サービスレベルを大幅に向上していくことをお約束したい。


Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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