前回は、エグゼクティブサーチの仕事を通じて、企業や組織に起った事をまとめてみたが、今回は、私の周辺の経営者やビジネスマンについてお話したい。
先ず、クライアント企業のオーナー経営者は、相対的に元気で活き活きされている。
マスコミで毎日のように取り上げられている勝ち組企業のY社長やN社長は、この機会を事業拡大や人材獲得のチャンスと捉え、思い切った攻めの経営を展開している。
また、大幅に業績が低迷し、会社の存続が危ぶまれている企業のオーナー経営者も、ここが出番とばかりに企業の再建に向けて、陣頭指揮で大鉈を振るわれている方が多い。
日本を代表する変革、挑戦の代名詞のY社長曰く「元々会社というものは形のないものであり、建物や備品、商品やサービス、そこで働く社員を総称して言っているもの。ある意味いつなくなるかわからないもの。だからこそ、なくならないように日々最善を尽くすのです。」まさしく、その通り!
次に、事業会社やファンド支援企業のCEO、COO、CFOとして奮闘されている経営者から、突然の退職連絡や転職相談を数多く請けている。
リーマン以降の激震で、外資系企業の日本撤退や縮小、日本企業の倒産、大幅なリストラ、経営統合やM&Aによる企業再編という業界や企業の環境変化によるものが多い。
それに加え、長期化する不況、時代やマーケットの変化にスピーディーに対応する為、この機会に経営陣を刷新し、外部から経営者を迎え、若手の抜擢に踏み切る企業も散見される。
しかしながら、今の日本企業では、業界や会社を変わっても通用する経営者が計画的に育成されていない。それ故、現在も次のステージを模索したり、不本意な立場を選択せざるを得なかったりする方が数多く存在する。
当社としても、こういう時こそ可能な限りお役に立てるよう、最大限に努力して相応の案件を獲得したい。
最後に、今まで優良企業で順調にキャリアを積み、次世代の経営幹部と目されている30代~40代の方たちのご相談を請けたことについて、取り上げたい。
「会社やご自身も右肩上がりで成長してきたが、社会や時代や経済の大きな転換期を迎え、改めて日本という国、携わっている業界や企業の将来を立ち止まって考える一方、自身の残された10年~20年の職業生活を悔いのない挑戦をしたいと考えた時に、果たして現状が正しいのか?
特にこの不況で今まで苦楽を共にしてきた多くの先輩や同僚が会社を追われるのを身近でみていると、改めて会社や仕事について考えてしまった」という方が多い。
先週お会いしたH氏は40代半ばで、誰もが知る大手優良企業の上級管理職。
おそらく会社からも将来を約束された人財と思うが、転身の相談に来られた。
私は、会社を我社と思う気持ちが強いのであれば、現職に留まることを勧めたが、以下の理由を聞き、出来る限りのお役に立ちたいと思う。
「我社は一時期の収益はあげられなくなったが、現状でも充分な収益をあげている。しかし、経営の方針で、人員リストラを実行し、自身も事業部長として部下の肩たたきを行った。新卒でこの会社に入社し、会社や仕事やそこで働く社員が大好きで今まで仕事をしてきた。甘いかもしれないが、今回の事で自分の力不足を痛感する共に、会社や経営に対して違和感を持ってしまった。
今まで、転職など考えたことはなかったが、これを機会に頭をまっさらにして、転職というよりも、これからの生き方や人生を考えたい」とのこと。
多くの読者の皆様にとっても、おそらく未曾有の1年であったと思われます。
最後に、エグゼクティブサーチの仕事で今まで多くの人とめぐり合い、そのお付き合いを通じて心から感じていることをお伝えして1年のご挨拶とさせて頂きます。
良いお年をお迎え下さい!
①人生の旬の時間は、自身が考えている程残されていない。
②人間が本気になれば、かなりのことは実現できる。
③自身の成功は、他人と比較したり、人からとやかく言われるものではなく、自身で感じたり、認めるもの。
先ず、クライアント企業のオーナー経営者は、相対的に元気で活き活きされている。
マスコミで毎日のように取り上げられている勝ち組企業のY社長やN社長は、この機会を事業拡大や人材獲得のチャンスと捉え、思い切った攻めの経営を展開している。
また、大幅に業績が低迷し、会社の存続が危ぶまれている企業のオーナー経営者も、ここが出番とばかりに企業の再建に向けて、陣頭指揮で大鉈を振るわれている方が多い。
日本を代表する変革、挑戦の代名詞のY社長曰く「元々会社というものは形のないものであり、建物や備品、商品やサービス、そこで働く社員を総称して言っているもの。ある意味いつなくなるかわからないもの。だからこそ、なくならないように日々最善を尽くすのです。」まさしく、その通り!
次に、事業会社やファンド支援企業のCEO、COO、CFOとして奮闘されている経営者から、突然の退職連絡や転職相談を数多く請けている。
リーマン以降の激震で、外資系企業の日本撤退や縮小、日本企業の倒産、大幅なリストラ、経営統合やM&Aによる企業再編という業界や企業の環境変化によるものが多い。
それに加え、長期化する不況、時代やマーケットの変化にスピーディーに対応する為、この機会に経営陣を刷新し、外部から経営者を迎え、若手の抜擢に踏み切る企業も散見される。
しかしながら、今の日本企業では、業界や会社を変わっても通用する経営者が計画的に育成されていない。それ故、現在も次のステージを模索したり、不本意な立場を選択せざるを得なかったりする方が数多く存在する。
当社としても、こういう時こそ可能な限りお役に立てるよう、最大限に努力して相応の案件を獲得したい。
最後に、今まで優良企業で順調にキャリアを積み、次世代の経営幹部と目されている30代~40代の方たちのご相談を請けたことについて、取り上げたい。
「会社やご自身も右肩上がりで成長してきたが、社会や時代や経済の大きな転換期を迎え、改めて日本という国、携わっている業界や企業の将来を立ち止まって考える一方、自身の残された10年~20年の職業生活を悔いのない挑戦をしたいと考えた時に、果たして現状が正しいのか?
特にこの不況で今まで苦楽を共にしてきた多くの先輩や同僚が会社を追われるのを身近でみていると、改めて会社や仕事について考えてしまった」という方が多い。
先週お会いしたH氏は40代半ばで、誰もが知る大手優良企業の上級管理職。
おそらく会社からも将来を約束された人財と思うが、転身の相談に来られた。
私は、会社を我社と思う気持ちが強いのであれば、現職に留まることを勧めたが、以下の理由を聞き、出来る限りのお役に立ちたいと思う。
「我社は一時期の収益はあげられなくなったが、現状でも充分な収益をあげている。しかし、経営の方針で、人員リストラを実行し、自身も事業部長として部下の肩たたきを行った。新卒でこの会社に入社し、会社や仕事やそこで働く社員が大好きで今まで仕事をしてきた。甘いかもしれないが、今回の事で自分の力不足を痛感する共に、会社や経営に対して違和感を持ってしまった。
今まで、転職など考えたことはなかったが、これを機会に頭をまっさらにして、転職というよりも、これからの生き方や人生を考えたい」とのこと。
多くの読者の皆様にとっても、おそらく未曾有の1年であったと思われます。
最後に、エグゼクティブサーチの仕事で今まで多くの人とめぐり合い、そのお付き合いを通じて心から感じていることをお伝えして1年のご挨拶とさせて頂きます。
良いお年をお迎え下さい!
①人生の旬の時間は、自身が考えている程残されていない。
②人間が本気になれば、かなりのことは実現できる。
③自身の成功は、他人と比較したり、人からとやかく言われるものではなく、自身で感じたり、認めるもの。