2009年7月アーカイブ

ある経営者のロマンとビジョン!

最近の私の仕事の多くは、この厳しい環境においても前向きなチャレンジを考えている経営者にお会いして、事業成長の中核となるエグゼクティブ人材を外部から採用することを提案すること。
また、現在の会社が積極的な事業開発や海外展開をあきらめてしまった為、力を持て余している30代~40代前半の次世代経営幹部や即戦力経営者を発掘することである。

そんな中で、最近お会いしたM社長をご紹介したい。
M社長は20代で起業し今では東証・大証1部に上場し、30社以上の関連会社を傘下に持つ企業グループの総帥である。
60代後半とは思えない若々しさ、思考の柔軟性や経験に裏づけされた話で人を引き込んでいく魅力ある経営者と映った。

この会社は、日系企業の中でいち早く中国に進出し、約30年に及ぶ歴史の中で、様々なネットワークを築き上げてきた。そもそもは、1970年代後半に中国政府から招待を受け、教育産業で使用するテープレコーダー生産。日本企業第一号の合作国家プロジェクトをスタートさせたことが、中国での事業展開のきっかけになったようだ。

その後、医薬関連製品卸売り事業、不動産開発及び賃貸管理事業などを手がけ、バブル崩壊で壊滅的な打撃を受ける。しかし、M社長の卓越した経営力と中国政府との太いパイプにより、それを克服し、現在は無借金の企業グループに発展した。

まさしく、M社長は経営者として地獄も天国も経験した。これからは多くの人に感謝され、喜ばれる事業をしたい。例えば、食品、化粧品などのコンシューマ領域で新しい会社を作り、消費者にとって良い商品を開発し、店舗やネットで販売したいとのこと。また、グループ会社のスクラップ&ビルドを実施、コンシューマ領域企業のM&Aを実行、それと共に日本やアジアで事業拡大の本格化を目論んでいる。

M社長は経営者の集大成として、社会や多くの人に役に立つ事業を立ち上げたい。その経営を任せられるエグゼクティブ人材は、外部から積極的に採用したいので、力を貸して欲しいと眼を輝かせていたのがとても印象に残った。私自身も先輩経営者を手本として大きなロマンやビジョンを掲げ、前向きなチャレンジをしていきたいと強く思った。


Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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