2008年8月アーカイブ

女性経営人材のチャレンジを支援する!

北京オリンピックも閉幕したが、皆さんはどんなことを感じられただろうか?
私はソフトボールや女子柔道、女子レスリングで代表されるように女性選手の多くが活躍する姿を垣間見て改めて女性のポテンシャルの高さに感心する。
そのポテンシャルとは周囲ではなく自身で決めた目標に対するコミットメント力の強さとそれを何としてでもやり遂げる精神力(気合と根性)ではないかと思う。

今回は人材ビジネスを通じてお会いした女性経営人材で私自身がいつも刺激を受けているOさんをご紹介したい。Oさんの今までのキャリアは女子大文学部卒~通訳~外資系企業社長秘書~大手外資系コンピュータメーカーのプロダクトマーケティング担当~同広報課長~同マーケティング部長~同社長室長~同情報システム部長~外資系ラグジュアリーブランド企業のITダイレクター~大手外食企業の取締役コーポレートコミュニケーション担当~外資系メディカル企業の執行役員 経営企画及びIT担当と言ったところだ。

一見、転職を繰り返したジョブ・ホッパーと誤解されるが話をしてみると担当した業務について徹底的に勉強や経験を重ねることで複数の高い専門性を有していることに驚いた。
このような異質な経験を短期間で経験できた背景には、誰もが知る経営のプロと言われる経営者と出会ったという偶然もあるが、経験のない仕事にOさんであれば前向きに考え先入観を捨て失敗を恐れずチャレンジして結果を出してくれると期待されたからだと思う。
また、女性としてとてもチャーミングな方で仕事人間ではなく音楽や芸術にも興味を持ちワクワクドキドキを求めて持ちに国内外を駆け回っている。

そのOさんが、秋から新しい会社で新しいミッションに取り組むことになった。
それは世界最大級のグローバルリテール企業の人事部門責任者として従業員のモラルアップや育成を手がけるそうだ。
それを聞いて、Oさんが何故、学生時代に留学を経験し英語力を身に着ける努力をしていたかを思い出した。それは、性別、年齢、人種を超えて世界中の多くの人と直接話し合い理解し合いたいと思ったから!
また、私は常々、Oさんの仕事においての最大の強みは人が大好きで人が持つ可能性を最大限に発揮させることが今まで困難な仕事を成功に導いてきた要因と考えていた。

最後に私の勝手な期待であるが、Oさんには今回のHRの仕事でも存分な働きをして頂き、将来的には、国内外のビッグカンパニーの経営幹部として身に付けた、ビジネススキルやリーダーシップ・マネジメントスキルやノウハウを多くの若いビジネスマンに活きた言葉で伝えて頂く仕事を一緒にやりたいと考えている。

取締役の誕生 Part2

S氏(34歳)は事業会社から戦略コンサルタントした後、現在の上場一部企業(小売)への転職をお手伝いし、最近グループ事業開発、経営支援部門の執行役員にめでたく就任した。

S氏は新卒でグローバル展開している国内電子機器メーカに就職し、営業、マーケティング部門や企業内ベンチャーを立ち上げる等の経験を着々と積んでいた。

元々経営者になりたいと考えていたS氏は、もっと体系的に戦略や経営を学び実践する機会を得たいと考え、MBAに留学した後、戦略コンサルタント業界に飛び込むことになる。
戦略コンサルタントとして難しい案件に積極的に取り組み3年でマネージャーに昇進し、いよいよ事業会社への転身を検討している時に人を介して出会った。

第一印象は、眼光鋭く、発言もメリハリの利いたシャープでクレバーな人というものであった。今までの経験を活かしコンシューマ分野で世界を目指すようなスケールの大きいチャレンジをしている会社で尊敬できる経営者と仕事がしたい。
また、どんなに厳しくても良いが公平にチャンスが与えられ結果を出せば近未来に経営への道が開ける会社で働きたいとの希望であった。

S氏の入社後の働きぶりは、事業支援部メンバーとして経営者の意向を請けグループ各社の課題を正確に把握する為に現場に足繁く通い幹部やメンバーの声を聴き解決策を提案し経営の承認を取り付け実行する。そのことを辛抱強く繰り返した。
S氏が担当した会社の中にはM&A先もあり改革に向けて様々な反発や抵抗もあったと思われる。また、既存事業の変革においては変化や挑戦を好まない古参社員や幹部もいたかもしれない。おそらく、S氏はそれに対して辛抱強く説明や説得を加え場合により経営者のアドバイスやバックアップを請けて見事にミッションを達成したと考える。

執行役員に就任したS氏に久し振りにお会いした。
そこには表情に温かみや余裕を感じ、会社や事業や社員の話を本気で考える小売業の経営者がいた。これからのS氏のチャレンジを応援し続けたい!

取締役の誕生

上場企業の役員人事が発表される時期に、私は期待一杯で新聞の人事欄を隅から隅まで眼を通す。我がことのようにわくわくどきどきする時期である。
1ヶ月前に、私が良く知るお二人がそれどれ新天地で役員に就任された。
お二人とも異業種から小売流通業界への転身をお手伝いした方で、入社2~3年での昇進である。益々のご活躍を期待してお二人を2回に渡りご紹介したい。

T氏(44歳)は、東京大学を卒業後にIBMに入社され、主に小売流通業界を顧客とする営業部門のコンサルティング営業を担当された後、外資系のIT企業に転じ執行役員として活躍されていた。

3年前にお会いした際に、IT業界を卒業し、もっとお客様の顔が見える仕事をしてみたい。
出来れば以前から興味のある日用雑貨や家具インテリア分野の仕事をしてみたいとの相談を請けた。
併せてポジションや年収より企業の理念、ビジョン、風土そして仕事のやりがいを重視したいという要望もあった。

当時のT氏は誰もが知る外資系IT企業の経営幹部として高い報酬で活躍されており、40歳を超えての異業界への転身はリスクもあるので、現職を全うした方が良いのではとアドバイスした。
T氏は、元々興味があってIT業界に飛び込んだわけでなく、一生懸命仕事をして気がついたら40歳を超えていた。残りの職業生活は自分の好きな商品を提供して、多くの人に喜んで頂く仕事をしたい、と強く要望。家具インテリア、ホームファニシングを手がける上場企業の社長をご紹介した。

急成長されているこの会社にとっては、グローバル企業で培われたスキルや経験はこれからの事業成長を左右する業務システム、物流改革、海外展開などに必要な人材と判断された。
また、T氏の新しいことに対する好奇心や挑戦心、知らないことは素直に学びたいという姿勢も高く評価されたようだ。

T氏らしさを感じたのは、入社にあたって当面業務や報酬を企業側に提案するに為に話し合いの機会を持った時だ。
ご本人は商売や商品に近い店舗勤務を希望され、報酬についてはその仕事は未経験であり会社への貢献度を考えると以前の年収の5分の1程度を主張された。
この時、私は改めて経営者の資質を認め、T氏がそれに相応しい立場に早く到達頂きたいと強く思ったものだ。

さすがにご家族のことなど考えると要望のすべてにはお応えする事は出来ず、結局前職の7割弱の報酬で店舗勤務からのスタートとなった。
入社後のT氏は店舗から見た事業、商品、顧客サービスに対して積極的に課題発見や解決に向けて提言などを繰り返してきた。そのT氏が、最近執行役員して重要な役割に就いたと聞かされた。この事は、更なる規模拡大と顧客満足向上を目指すこの企業にとって、大きな戦力を獲得したことは間違いない。

追記
役員就任後のT氏とはまだお会いしていないが、おそらくT氏の事だから自分は好きな商品を見たり、お客様が楽しく買物している現場が一番楽しい、と満面の笑みで言われることだろう。
これからの益々のご活躍をお祈りしたい!


Author:竹内薫
1955年生 福岡県出身 78年立命館大学卒
研究開発型ベンチャーの設立に携わったのち、82年(株)リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
人材紹介、エグゼクティブ・サーチ、教育研修事業部長、人事部長を歴任。
99年に㈱スピリッツ(人事・採用コンサルティング事業)を設立。
国内企業の成長を人事・採用面で支援する。
06年8月、経営人材に特化した人材サービス㈱エグゼクティブ・ボードを設立。
代表取締役に就任。
経営者及び経営人材の発掘と成長支援をライフワークとする。

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